「目標達成のためにKPIを設定したけれど、現場が疲弊しているだけで売上や利益に繋がらない……」と悩んでいませんか?
前のブログで、多くの企業がKPI(重要業績評価指標)を「単なるノルマ」として扱ってしまい、設定手順を誤っていることを話しました。
KPIの本質は過去を責める管理ツールではなく、「未来の数字を変えるためのコミュニケーションツール」です。
今回は、経営の数値を現場のアクションに繋げ、組織を自走化させ、成長させるための「正しいKPIの設定手順」を5つのステップで解説します。
収益を支える「3つの階層」を意識する
KPIを正しく機能させるためには、経営の数字(遅行指標)を、現場のオペレーション(先行指標)へとストーリーで繋ぐ必要があります。
まずは以下の3つの階層に分けて指標を整理します。
- 財務KPI(社長層):売上や利益など「勝ち」の定義。
- 戦略KPI(部長層):目指すべきアプローチなど「勝ち方」の定義。
- 現場改善KPI(現場管理職層):勝ち方を落とし込んだオペレーション指標(GPI=現場KPI)。
これらを念頭に置いた上で、以下の5ステップに沿って設定を進めていきます。
KPI設定の5つのステップ
- ステップ1:戦略(勝ち方)の決定
自社が「誰に」「何を」「どのように」提供して勝つのか、具体的な事業戦略を明確にします。 - ステップ2:戦略ストーリーの作成
描いた戦略が、どのように売上や利益といった財務成果(P/Lなど)に繋がっていくのか、因果関係のストーリーを描きます。 - ステップ3:戦略KPIの設定
作成した戦略ストーリーの重要なシーン(最重要プロセス)から、達成度を測るための指標を抽出します。 - ステップ4:現場KPI(GPI)の設定
戦略KPIをさらに分解し、現場が日々追いかけられる具体的な行動指標(GPI)を設計します。現場が迷わないよう、最大3つまでに絞り込むことが成功の鍵です。 - ステップ5:現場を動かす仕掛け作り
現場が毎日「はかる」ことができ、結果が一目で「見える化」される仕組みを整え、現場の自発的なPDCAを促します。
KPI設定に迷ったら
KPI設定で最も大切なのは、現場の努力で数字が変化するシンプルな指標を使い、組織全体で「成功体験」を味わうことです。これが企業の自走力を高める原動力になります。
「自社の戦略に合ったKPIが分からない」「現場が納得して動く具体的な指標に落とし込めない」など、KPIの設定手順や運用でお悩みの際は、ぜひ 当事務所・ビジネスデザイン・パートナーズ にご相談ください。現状の課題を整理し、貴社に最適なKPIの設計と自立伴走をトータルでサポートいたします。


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